いよいよサイエンスフェスティバル当日です!

今日は、この遠征の目的である「サイエンスフェスティバル2016 in カンウォン」に参加します!!
今回、私たちは「液体セッケンを固めよう!」を行います。梅田で開催された、夏のサイエンスフェスティバルで行った内容を、韓国で行います。
また、今回のサイエンスフェスティバルには通訳として、韓国に留学中の本校卒業生にも来てもらいました。


本日のスケジュールです。
[10月8日(2日目)]
 7:00 起床
 8:00 ホテル 出発
 8:30 サイエンスフェスティバル会場到着・準備
 9:00 開会(12:00〜13:00 昼食)
16:00 閉会
17:00 夕食
20:00 ホテルに戻り、うち合わせ→就寝


7:00に起床し、朝ご飯を食べて、本日行う実験の準備をしました。
今回の朝ご飯は、お腹を壊すなどの不測の事態に陥らないように、日本からパンなどを持って行きました。昨日、早めに就寝したため、やる気満々です!
今回行う実験の材料は、水道水以外全て日本から持っていきました。実験材料を忘れずに準備しました。



8:00過ぎに東海大学のチームと合流し、会場へ向かいます。
昨日の雨は止みましたが、曇天のため、少し肌寒かったです。この時期の韓国は、日本でいうと東北地方辺りと同じような寒さだそうです。
会場までは徒歩で向かいました。韓国は日本と違い、自動車が右側通行でした。普段と少し違うだけなのに、すごく違和感がありました。あと、韓国の信号機、色が変わるのが早かったです。



会場付近には、このような宣伝用の旗が沢山かかっていました。
このサイエンスフェスティバルの規模が想像以上に大きいことがわかり、少し緊張してきました。



会場に向かうまでの様子です。
日本と違い、あまり地震が起こらないためか、高層ビルが建ち並んでいます。



高層ビルが立ち並んでいる間に、急にスポーツコートが出現しました。日本ではあまり見られない光景なので、少し不思議な感じがしました。



本日の会場の名前が見えてきました。会場まであと少しです。



本日の会場、「Tatoo concert Hall and Plaza」に到着しました。
さらに奥に進みます。


すごい数のテントが見えてきました。
この会場、普段は陸上競技場なのですが、今回のサイエンスフェスティバルでは陸上競技場の中にテントを立てて、屋外で実験教室を行います。



会場の中には、このようなパネルがありました。



陸上競技場の中に入り、私たちの出展場所を確認します。



ありました!!
こちらが私たちの出展場所、「No.55 Assumption junior & senior high school」です。
テントには「液体セッケンを固めよう!」と韓国語で書かれていました。
これから机・イスのセッティング、実験の準備をしていきます。



今回は、韓国の南ウォンジュ中学校の生徒5名がボランティアとして参加してくれました。
英語がほとんど通じないので、身振り手振りで伝えていきます。また、本校卒業生が通訳として活躍してくれました。


9:00になり、開会式が行われました。いよいよサイエンスフェスティバル in Kangwon開幕です!
今回の実験の流れです。


[液体セッケンを固めよう!]
1.飽和食塩水を作る。
2.液体セッケン30mLはかりとり、飽和食塩水の中に静かに注ぐ。
3.白いかたまりが浮いてくるので、穴あきおたまですくい取る。
4.白いかたまりをプリンカップに移し、水をしっかり抜く。
5.脱水した白いかたまりをクッキー型などで抜き、乾燥させる。固形セッケンのできあがり!



韓国の幼稚園・小学生が沢山来てくれました。
私たちの拙い韓国語とジェスチャー、本校卒業生の通訳、ボランティアの中学生の活躍によって、何とか理解してもらうことが出来ました。
液体だったものが固形に変化した瞬間は、みんな驚いて興味を持ってくれていました。
子どもたちだけでなく保護者の方々も「なんで固まったの!?」といった反応をしてくれました。私たちは韓国語が分からないので、そんな雰囲気でした。


実験中、数回に1回、液体セッケンが全く固まらないことがありました。
必要な材料は、全て日本から持ってきているのに何でだろう・・・?
塩析が不十分なのか・・・?


その場では分からなかったのですが、材料の中で水道水のみ現地の水道水を用いました。
日本の水道水と韓国の水道水で成分などが違い、実験に影響を与えたのでは?と考えています。
原州で使用されている水道水の組成は調べても出てこなかったので検証は出来ませんが、また参加する機会があれば調べてみたいと思います。



12:00〜13:00に、お昼休憩がありました。
韓国の中でも美味しいと評判のお弁当屋さんのものだったそうで、とても美味しかったです。これで午後からのサイエンスフェスティバルも乗り切れそうです!



材料を日本から多めに持っていったのですが、14:00過ぎには材料が無くなってしまいました。
非常に残念ですが、材料が無いので実験教室終了です。ブースのお片付けをしていきました。



折角なので、会場内を見て周りました。高校・大学以外にも、様々な企業も出展していました。
これはおもちゃ会社が出展しているブースです。小さな金属の部品で出来た船で、中にモーターなどが入っており、オールや帆が自由自在に動きます。日本では、ここまで大きな作品はあまり見かけないので、興味深かったです。



ある大学の研究室のブースです。
ここでは3Dプリンターで作成した作品の展示を行っていました。



実は、魚のクリップです。
今回は実際に3Dプリンターを使用することは出来ませんでしたが、カラフルでかわいらしかったです。



会場の一番奥には、これまでのサイエンスフェスティバルの歴史が書かれていました。


16:00になり、サイエンスフェスティバルが閉会しました。
手伝って下さった本校卒業生、ボランティアの中学生、本当にありがとうございました。


昨年はこのあとにレセプションがあったみたいですが、今年は無かったので、日本からきたチームで晩ご飯を食べに行きました。



韓国の鍋を食べました。日本でいう「すき焼き」のような味でした。



食後にゆず茶をいただきました。韓国の料理店では、ゆず茶(レモネード)やお茶が無料で付いてくるお店があるそうです。おかわり自由でした。



ご飯を食べた後、ホテル周辺を散策してみました。
これは、パン屋さんです。韓国にはケーキ屋さんがあまりなく、ケーキはパン屋さんで売っているそうです。
スーパーにも寄りましたが、日本で売っていないものも多く、面白かったです。


20:00頃ホテルに戻り、明日の時間等を確認して、今日は早めに就寝することにしました。