突沸おそるべし!

テストも終了し、中学生の修学旅行も終わったので、クエン酸抽出実験の続きを行いました!

 

中学3年生が修学旅行のお土産を買ってきてくれました!

 

まず、塩化カルシウム水溶液を作成します。Youtubeを見ると、「塩化カルシウム20gに水100mLを加えて作成」となっていたので、それにならい、作成しました。

 

塩化カルシウム水溶液です。前回作成した溶液に塩化カルシウム水溶液を加えることで、クエン酸クエン酸カルシウムに変化させます。

 

前回作成した溶液を温めながら、塩化カルシウム水溶液を加えていきます。

 

塩化カルシウム水溶液を加えると、気泡が出てきました。

気泡が電熱器まであふれそうだったので、一度火から降ろしました。

 

気泡が落ち着いてきたところで、再び加熱していきます。

 

この溶液をろ過して、クリーム色の固体と液体に分けていきます。

 

今回使用するのは、ろ紙に残ったクリーム色の固体(クエン酸カルシウム)のほうです。

ろ過した固体を集めると、結構な量になりました。

 

クリーム色の固体に、10%硫酸を加え、ろ過していきます。

硫酸を加えることで、クエン酸カルシウムがクエン酸に変化します。

 

硫酸の量を正確に分からず、適当に入れたので、未反応の硫酸が残っていないかどうかpH試験紙で確かめてみました。

 

その結果、pHが1~2となり、未反応の硫酸がたくさん残っていました。

 

急遽、未反応の硫酸を無くすため、消石灰(水酸化カルシウム)を加えることにしました。

硫酸と消石灰が反応すると、硫酸カルシウムと水が出来るはず。

クエン酸カルシウムと硫酸の反応でも硫酸カルシウムが生成されるので、消石灰を加えて、pH3~5になるよう調整しました。

 

3回目の調整で、pH3~5になりました。

 

溶液をろ過していきます。

液体の中にクエン酸が含まれています。ろ紙に残る固体は、硫酸カルシウムです。

 

溶液の水分を飛ばせば、クエン酸の結晶の完成です。

 

結晶にするため、電熱器で温めていきます。

 

ビーカーの下にたまっている白い固体が「クエン酸」です。

沸騰させて水分を飛ばそうとしたのですが、結晶がパンパンはねて身の危険を感じたので、沸騰石を入れて加熱しました。

それでもバンバンはねるので、ビーカーの上に金網をフタとして載せて再び加熱していきました。

水分を飛ばし切るには時間が無かったので、クエン酸の結晶を抽出させるのは次回のお楽しみとなりました。