- 前回に引き続き、ワラから紙を作る実験を行いました。前回、アルカリでワラを煮て置いておいたものがまだワラが固いまま残っていたので、あらためて水酸化ナトリウム水溶液を作って煮込み直しました。ワラが大量にあるので、いくつかのビーカーに分けて6カ所で煮込み作業を行いました。煮込んでいる間に紙すきをするための木枠に網を張る作業を行いました。網の目が細かい金網を使いました。強アルカリの水酸化ナトリウム水溶液が目に入ったり、手に付かないように、と取り扱いには最深の注意を払って作業を行いました。水酸化ナトリウムでは問題なかったのですが、木枠に網を張る作業で、金網が指に刺さって負傷してしまいました。みなさんも気をつけて下さいね。煮詰めたワラをザルにとって、アルカリがなくなるようによーく水洗いし、ワラの繊維を水と一緒にミキサーにかけます。ドロドロになったものを木枠の網の上に流し込んでいきます。それを水槽の中でうまくゆすって平らにならします。水槽から引き上げてプラスチックの板を上から重ねて水を切ります。ひっくり返してプラスチッック板の上に乗せたものをプラスチック板ごと窓に貼り付けます。乾いてはがれてきたら紙の完成です。
あらためてアルカリの水溶液として2%の水酸化ナトリウム水溶液を作成しました。
水酸化ナトリウム水溶液をワラの入ったビーカーに取り分けていきました。
煮ている間に、木枠に金網を張って留め金や押しピンで固定しました。
4つ、木枠に金網を張りましたが、ハサミで金網を切るときに指に網が刺さって痛かったです。
十分に煮込むとクタクタになって、フキの佃煮みたいになりました。
木枠の網の上にミキサーでかき混ぜたドロドロの状態のものを注いでいきます。