- 理科教育ニュースに掲載されていたものを参考にして、液体石けんを一瞬で固形石けんに作り替える実験を行いました。化学の塩析という現象を利用したものです。やり方はめっちゃ簡単で、液体石けんを飽和食塩水に入れて、できた石けんのもやっとしたかたまりを茶こしで集め、型に入れて押し固めたら完成です。茶こしで集めた石けんのかたまりを入れる適当な型がなかったので、アンパンマンとカレーパンマンのおにぎり型を使いました。押し固めるのがなかなか難しかったですが、かわいい石けんができました。この実験を今年の夏休みに行われるサイエンスフェスタで実施の予定なんですが、実験自体があまりにも簡単にできてしまうので、説明やアレンジなどをたくさん考えていこう、という話になりました。
液体石けんを固形石けんに一瞬で作り替えよう!
材料:液体石けん(泡タイプは×)、食塩、水、薬さじ、ビーカー、ガラス棒、茶こし、クッキーの型抜き、ふきん
方法:
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- ビーカーに飽和食塩水を200mlほど作ります。(※食塩の溶解度は20℃のとき、水100gに対して35.9g)
- 飽和食塩水に液体石けんを注入します。
- 注入した液体石けんはすぐに固まるので、ビーカーに浮いている石けんのかたまりを茶こしでこします。
- 茶こしに集まった固まりをクッキー型に入れて思いっきり押し固めます。
- すると、水がしみだして硬い固形石けんができます。
マグネチックスターラーで水と食塩を混ぜました。
ずっと見ていると目が回るので、目隠しとしてクエン酸のボトルを目の前に置きました。
液体石けんを注入した瞬間からゴワッとしたかたまりに変わっていきます。
これが塩析です!
茶こしでこしています。
シスターにいただいた茶こしがひさしぶりに活躍しました。
集まった石けんを急いで型に入れました。
できたてはやわらかいのですが、時間が経つと固くなって形にしにくくなるようです。
アンパンマン型の石けんができました!
アンパンマンとゆかいな仲間たち