- 豊中市教育センターで行われた「タッチ・座・サイエンス 科学教室」に出展しました。内容は、タラの白子からDNAを取り出す実験です。小学生にDNAがわかってもらえるか心配でしたが、最後までみんな実験に興味津々でした。DNAが糸状で姿を現したときも「ヘェーッ、これがDNAかぁ!」と、意外な形状にビックリしていました。台風接近中にも関わらず、わざわざ来ていただいてありがとうございました!
タッチ・座・サイエンス 科学教室 『魚からDNAを取り出そう!』
日時:9月15日(日)10:00〜15:15
場所:豊中市教育センター(阪急蛍池駅西側 ルシオーレビル6階)
〈当日のスケジュール〉
10:00 集合・会場へ移動
10:15 会場到着・準備
11:00 実験1回目開始
12:00 実験1回目終了・休憩
13:30 実験2回目開始
14:30 実験2回目終了・片付け・清掃
15:00 会場出発
15:15 阪急蛍池駅で解散
材料:タラの白子(精巣)
薬品:10%塩化ナトリウム水溶液10ml、冷エタノール適量
用具:乳棒と乳鉢、2ml駒込ピペット、スポイト、20ml試験管、シャーレ、ピンセット、遠心分離機、50mlビーカー、薬包紙、(解剖バサミ)、(マジック)
方法:
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- 白子約1gをすり鉢に取り、すりつぶす。 ←DNAが入っている袋(細胞)を破るため。
- 食塩水を少量加え、さらによくすりつぶす。
- とろろ汁のような粘りが出てきたら、残りの食塩水を加え、さらにすり混ぜる。 ←DNAは食塩水によく溶ける。
- すり鉢からビーカーに移し、さらにそれを試験管に移し、しばらく静置する。 ←いらないものを沈殿させる。
- 試験管内の上澄み液をピペットで遠心分離機の試験管に入れる。 ←試験管すべて同じ量にし、バランスを保つ。
- 遠心分離機にかける。(1,000RPM×3.0M)←いらないものを沈殿させる。
- 試験管の上澄み液をスポイトで取り、シャーレに入れた冷やしたエタノールに静かに滴下する。←DNAはエタノールにはとけない。
- 白い膜状の物質をピンセットでつまんで、エタノール中で振ってみると、糸状の物質がくっつき合ってできていることがわかる。
会場入り口にある案内掲示板です。
わたしたちの他にもいろんな団体が来られています。
机ごとに2人1組で実験してもらうことにしました。
急いでセッティングしなきゃ!
セッティング完了。
みんなが見えるように、部屋の真ん中の机に遠心分離機を置いています。
ポスターも仕上がりました。
あとは、お客さんを待つだけです。