新入生いらっしゃい!

  • 今回は、「卵の殻」「乳酸」「グリセリン」「水」から薬用クリームを作成しました。

つくりかた

    1. まず、卵の殻をきれいに洗ってから、殻の内側にへばりついている膜を取り去ります。
    2. 次に、殻の表面の水分をふき取ってから電子天秤で10g量り取り、すり鉢で粉々に砕きます。
    3. 粉末状の卵の殻をガラス製のボウルに移し、沸騰させてから冷ました水を100ml加えかき混ぜます。
    4. ボウルにさらに乳酸を18ml加えてかき混ぜ、20分ほど待つと、クリーム状になります。
    5. クリーム状になったものを10gとり、それにグリセリンと香料を少々加えてかき混ぜてできあがりです。
    6. できあがったものは、各自容器に密閉して持って帰りました。
  • 今回は実験中に5人も新入生が見学に来てくれました。早速、一緒に実験に加わって、卵を砕いたり薬品と混ぜたりしてもらいました。また、この日は授業参観後、クラブ参観も行われ、部員や新入生の保護者の方々にも私たちが実験しているところを見ていただきました。せっかくこんなにも見に来ていただいたのに、割と地味な内容の実験だったのでなんか、申し訳なかったです。でも、いつものように楽しく実験できました。また、来週も来てね!



卵の殻から膜をはぎ取って洗っています。
汚れがついているのは除きました。
なんせ、肌に塗るものをつくるわけですから。



卵の殻をすり鉢で粉にしているところです。
はじめ、食品用のすり鉢を使用していたのですが、なかなか細かくならなかったので、化学実験用のすり鉢を使用しました。
すると、割と簡単に粒子が細かい粉が作れました。



粉末になった卵の殻と水を混ぜますが、このとき粉末になっていないとうまく混ざりません。



乳酸を加えると、卵の殻と反応してシュワシュワ泡が出てきます。



さらにかき混ぜ、20分ぐらいしてクリーム状になったところで、グリセリンと香料を混ぜて完成となります。



適当な容器がなかったので、万能pH試験紙の空き容器を有効利用して、取り分けました。