- 「昨年末に収穫したもち米の殻むき」と「牛乳からプラスチックを作る実験」と「ジャガイモから片栗粉を取り出す実験」を行いました。もみ殻を取るのに、去年はお米一粒一粒を手でむいていたのですが、たいへんだったので、今年はすり鉢と軟式の野球ボールを使ってもみ殻をはずすことにしました。想定以上にどんどん皮が取れていって昨年に比べて飛躍的に効率がよくなりました。と言ってもすべての皮を取るにはまだまだかかりそうです。牛乳からプラスチックを作る実験では、牛乳の中に含まれるタンパク質を集めて水分を飛ばすことで固めてプラスチックのようにしていく、というもので、牛乳をあたためて実験をするのですが、牛乳を温めているうちにホットチョコミルクを飲みたい衝動に駆られてしまい、プラスチックの実験と並行して、温めた牛乳の中にチョコを入れてホットチョコミルクづくりもしました。いいにおいが漂いましたが、チョコの量が少なくてあまりおいしくはなかったです。ジャガイモから片栗粉を作る実験では、すりおろしたジャガイモのしぼり汁をボウルにとり、ボウルに沈殿したものに水を加え、再び沈殿させ、上澄み液を流してまた水を加えて沈殿させる、ということを2、3度繰り返すと、ボウルの底には白い片栗粉(デンプン)がたまっているのが確認できました!こうやってジャガイモから片栗粉ができるんですね。勉強になりました。
- まず初めに牛乳を鍋に入れて沸騰させます。
- 沸騰したら火を止めてレモン汁(今回はポッカレモン)を少しずつ入れてまぜていきます。
- すると、だんだんと白い小さな粒々ができて液体と分離していきます。分離してできた粒々はカッテージチーズです。
- 分離した牛乳をふきんでこします。
- ふきんを絞って中に残ったカッテージチーズを丸めて小さく分け、クッキーの型に入れたりして粘土細工のように適当な形を作ります。
- 適当な形にしたものを耐熱の容器に入れてフタをして電子レンジで1分間あたためます。
- あたためたら一度レンジから出して容器内についた水分を拭き取り再び1分間電子レンジで温めていきます。
- また取り出して水分を拭いて、電子レンジにまた入れる、というふうに水分が出なくなるまで(8~10回)繰り返します。
- すると、カチカチに固まってプラスチックのようになります。
- あまり大きい塊や、連続で1分より長い時間電子レンジにかけると、焦げてしまうので気を付けます。
「ジャガイモから片栗粉を取り出す実験」
- ジャガイモの皮をむきます。
- 皮をむいたジャガイモを大根おろし器ですりおろして集めます。
- すりおろしたジャガイモをふきんで包み、ボウルに入れた水の中で5分ほどふきんをもんで絞ります。
- 赤茶色い液がボウル内にたまります。
- 10分後、上澄み液だけを流して沈殿物をボウルの底に残します。
- 沈殿物に水を加えて軽く混ぜ、さらに10分ほど静置します。
- 再び、上澄み液を流し、残った沈殿物に水を加えてさらに10分ほど静置します。
- 上澄み液を流し、沈殿物を乾燥させてやると、ボウルの底には白い片栗粉(デンプン)ができあがっています。
軟式ボールってこういう使い方もあるんだぁ。
ホットミルクを作るよー!
ジャガイモむくよー!って、ここ何部?
ジャガイモをすりおろします。
お料理ではあまりジャガイモはすりおろさないですよね。
軟式ボールでゴリゴリすると、パラパラともみ殻がはずれていきます。
まだまだすり続けます!
手でチメチメむいていくやり方もいていおもしろいのでボールと並行して行いました。
牛乳が沸騰したのでポッカレモンを混ぜました。
少しずつ入れておはしでまぜまぜします。
なんか白い粒々ができてきましたよ!
あまざけのようになってきました。
すりおろしたジャガイモがだんだんとたまってきました!
ジャガイモ6個分すべてすりおろしました!
しばらくたつと粒々が沈殿しました。
分離した牛乳をふきんでギューッと絞ってこしました。
プラスチックづくりの作業と並行してホットチョコミルクづくりも進められていました。
こした後にふきんの中に残ったものを粘土細工でいろんな形にしました。
アンパンマンのおにぎり型にはめて、形づくりをしましたが、なかなかうまくできませんでした。
第一弾は花びら型と三角形で試してみることにしました。
耐熱容器に入れてフタをして1分間ずつ加熱します。
何度か加熱すると、少し焦げましたが、カッチカチのプラスチックになりました。
こうなると、もう簡単に水には溶けません。
すりおろしたジャガイモをしぼると、赤いしぼり汁がたまりました。
酸化したからかな?
牛乳プラスチックを電子レンジにかけると、最初は中から水分が出てきてフタに水滴がつきますが、何度もレンジにかけていくとだんだんと水滴がつかなくなってきます。
レンジにかけている間にレオくんのお世話も行いました。
カレーパンマンのかたまりは大きすぎて少し焦げて耐熱容器も溶けてしまいましたが、その他はうまくできました!
赤いしぼり汁を沈殿させます。
上澄み液を流すと赤い沈殿物がありました。
さらに水を入れて、上澄み液と沈殿物に分けます。
2回目の沈殿物は赤みが消えてきました。
3回目の沈殿物はほぼ片栗粉になりました!