- ひさしぶりに室内での作業です。インジゴという染料を使って、ハンカチの絞り染めを行いました!当日はクラブ参観だったので、中1の部員のお母さんにも見に来ていただいて、一緒に実験してもらいました。絞り方をそれぞれ工夫していろんなパターンの絞り染めができあがりました。予想以上の仕上がりのよさにみんな驚いていました。新入部員の中1もめっちゃきれいにできていましたよ!「ほんま、お店で並んでてもおかしないんちゃう?!」と盛り上がってしまいました。
実験方法
-
- 前日に、無地で真っ白なハンカチを購入し、のりを取るために水で洗って乾かしておきます。
- ハンカチをいろんなパターン(そのまま結ぶ・輪ゴムでしばる・折りたたんでタコ糸でしばる)でしぼっていきます。
- 次に、インジゴ1.5g、水酸化ナトリウム1.5gを量り取り、ビーカーに水250mlと一緒に加えます。
- ビーカーを電熱器にのせて熱します。
- ビーカー内の液体があたたまってきたら、ハイドロサルファイト6.0gを加えてさらに熱します。
- ハイドロサルファイトが加わったら、青色だった液体が黄色に変わってきます。
- 黄色になったら熱するのをやめて、ハンカチを割りばしではさんでビーカーの液体につけます。
- 5分間ハンカチを割りばしではさんで液体に浸します。
- 5分たったらビーカーから取り出し、絞りの部分はそのままで、できるかぎり広げて空気にさらします。
- 色が黄色から青に全体が変わったら、絞りの部分を広げ(輪ゴムやタコ糸を取ります。)、流水で洗います。
- 水を切ってから、お酢の中にハンカチを入れて、しばらくおき中和させます。
- お酢から出して流水で洗った後、乾燥させてできあがりです!
一人一人ちがった絞り方を工夫しています。
各自どんなふうに絞ったのかを紙にメモしておきました。
インジゴと水酸化ナトリウムを水に加えて熱しています。
このときはまだインジゴの粉が残っていて完全には溶けきっていません。
ハイドロサルファイトを薬さじで取り、電子てんびんで6.0g量っているところです。
ハイドロを加えると還元され、完全にインジゴが溶け、色が青から黄色に変わってきます。
ハンカチをビーカーに入れて染色剤を十分に染み込ませています。
ハンカチをビーカーから出して空気にさらすと一気に黄色から青に変わります。
折りたたんで絞りを加えると、このような同心円状の模様になります。