中高自然科学部へようこそ!

  • 被昇天小の児童対象の実験教室を行いました。午前中に小1〜3の低学年20名、午後は小4〜6の高学年23名の参加で、それぞれ内容を変えて実験しました。準備のため9時に集合し、最終のうちあわせとセッティングを行いました。しばらくすると、小学生たちが先生に連れられて中高の生物化学室にやって来ました。ピヨピヨと親鳥の後をついて歩くひよこのようでかわいかったです。それぞれ学年ごとに決めた席に着いてもらいました。「お願いします!」と元気よくあいさつし、実験教室がスタートしました。部員の自己紹介の後、最初の実験「水性マジックの色素の分離実験」を行いました。ろ紙の折り方がなかなか説明しずらくて少し苦労しました。実験そのものはみんなうまく成功しました。一色のマジックからいろんな色が現れてみんなビックリしていました。最初の実験で予定時間をかなり過ぎていたので、3つ準備していた実験のうち2つだけ行うことにしました。もう1つの実験は「紙の馬を走らせよう!」です。方眼目盛りがついた厚紙をハサミで切って馬の形にしたものを斜面の上に置くとトコトコ走り出す、といった内容のものです。馬の脚のバランスが大事なんですが、脚の先を微妙にカーブを描いてハサミで切るのが難しかったようでした。うまくバランスが取れると、左右に揺れながら坂道をトコトコ下って行きます。うまくいかなくて、落ち込んでしまった子もいたみたいでしたが、『実験には失敗がつきものなので、次やった時には必ずうまくいきますよ!』ということで、学院祭でもこの内容を再度行うことにしましたので、是非また来てくださいね。お昼休憩をはさんで午後からは高学年用の実験を行いました。内容は「紫キャベツ液を使って身近な液体を調べる実験」です。以前にもサイエンスフェスタやいろんな実験教室などで行ったことはあるのですが、うまく説明できるか、ちょっと心配でした。でも、本番では、みんなこちらの言うことをしっかり守ってくれて、すべての班で実験成功しました!各テーブルにいろんな色の試験管がズラッと並んでとてもきれいでした。最後にコーヒーフィルターに紫キャベツ液をしみこませて乾かし開いて花形にしたものに綿棒でお酢重曹水をつけて模様を描いてもらい、それをおみやげに持って帰ってもらいました。これも続きは学院祭で!ということで、また学院祭でお会いしましょう!ありがとうございました。



低学年の部、セッティング完了!



みんなー、おはよーございまーす!
今日は、おねえさんたちといっしょに楽しく実験しましょう!!



スポイトでろ紙の中心に水を垂らして、8種類の花びらの模様を作りました。



低学年の部が終了後、早速午後の実験教室(高学年の部)に向けて準備を始めました。



実験でレモンの絞り汁を作ってもらうために、レモンを適当な大きさにカットしています。



石けん水を作るために固形石けんをスプーンで削り取りました。



削った石けんをビーカーに入れていきます。



石けんを溶かすためにポットで沸騰させたお湯を入れました。



試験管とビーカーを班ごとにセットしていきました。



並んでいる試験管の液の色に違いがないかチェックしています。
数本何も入れていないのに色が変わっているものがあったので、新しい試験管と置き換えました。



それではいよいよ、高学年の部スタートです。



初めに自己紹介と実験の注意事項と手順についての説明を行いました。
「説明はもういいから、早く実験したい!!」



失敗しないように、理解してもらえるように、説明はしっかり行います。



よし、じゃあ始めましょう!
まず初めにお酢を調べます!!
お酢は酸性?アルカリ性
何色になるでしょうか?



お酢はピンク、パイプユニッシュは黄色になりました。



左から、お酢パイプユニッシュサンポールアンモニア、レモンの順に実験進行中です。
それぞれ色がついて、液体の性質を示しています。
赤に近づくと酸性、緑に近づくとアルカリ性アルカリ性が強いと緑を通り越して黄色になります。



試験管ごとにそれぞれ違った反応が見られて、次が何色になるかが楽しみになります!



最後の試験管ではポカリスエットを調べてみました。
うすいピンクになったということは、酸性?アルカリ性?どっちだ?



試験管での実験終了後、紫キャベツ溶液に浸したコーヒーフィルターの花びらに、お酢重曹液を綿棒でつけて模様を描いてもらいます。
紫色の花びらにピンク(お酢)と緑(重曹)のきれいな模様ができました。



楽しんでもらえたかな?
花はおみやげにどうぞ。
今日は来てくれてありがとう!!