- アサンプション国際小学校1、2、3年生の希望者対象に実験教室を開催しました。希望者が多かったので、2回に分けて行いました。1回目が9時から始まるので、8時30分に実験室に集合して急いで準備を行いました。1時間で3種類の実験を行いました。「液体石けんを固める実験」と「水性ペンのインクの色を分離させる実験」と「クエン酸と重曹を用いた実験」です。1回目も2回目も、子どもたちは、1つ1つの実験に興味をもって、おりこうさんにして取り組んでくれたので、ほとんど失敗することなく実験は大成功でした。子どもたちもそれぞれの実験に対して、こちらの想像以上のいいリアクションをしてくれました。喜んでもらえてわたしたちもとても嬉しかったです。この実験を経験してさらに自然科学に興味を持ってくれて、将来、自然科学部に入ってくれたらいいなぁ、と思いました。来てくれた小学生のみなさん、実験の補助に入って下さった小学校の先生方、ありがとうございました!
- 当日のスケジュール
8:30 生物化学室集合・準備
9:00 アサンプション国際小学校 夏期特別講座「理科実験」(1回目)スタート
10:00 1回目終了
10:30 2回目スタート
11:30 2回目終了・かたづけ
12:00 解散
- 「液体石けんを固める実験」
- タッパーに飽和食塩水を用意します。(※食塩の溶解度は20℃のとき、水100gに対して35.9g)
- ビーカーで20ml量った液体石けんを飽和食塩水に入れます。
- 飽和食塩水に入れた瞬間に液体石けんはすぐに固まります。
- タッパーの中にできた石けんのかたまりを穴あきおたまですくいます。
- すくって集めた石けんをプリンカップの中に入れます。
- プリンカップに入れた石けんの上に、さらにもう1つプリンカップを重ねます。
- 上から重ねたプリンカップをギューッと押し込んでやると、すきまから水が出てきます。
- 水が抜けることによって水分が抜けてより固まります。
- 上に重ねたプリンカップをはずし、プリンカップの中の固まった石けんにクッキーの型抜きを押し込みます。
- 型から石けんをぬいてやると、型抜きの形の固形石けんができあがりです。
- 「水性ペンのインクの色を分離させる実験」
- 丸いろ紙を半分に折り、さらに半分に折り、さらにもう半分に折ります。
- 折ったろ紙を広げ、折り目を山折り、谷折りの順になるように折り直していきます。
- 折り目を少し広げてやると、中心がへこんだ花のような形になります。
- ろ紙の中心を規準に半径約3cmほどの円になるように、いろいろな色の水性ペンで丸を描いていきます。
- 折り目ごとに色を変えてみます。
- ろ紙の中心を裏向けにしたペットボトルのフタの上に置いて安定させます。
- へこんでいるろ紙の中心にスポイトで数滴水を垂らします。
- すると、水がろ紙にしみこんでいくのにつられて水性ペンのインクも移動していきます。
- インクの種類によって移動していくスピードが異なるので、1色の水性ペンからさまざまな色が表れるのが観察できます。
実験を始める前にごあいさつ
「わたしたちは中高の自然科学部ですっ!今日はみなさん、楽しんでいってくださいねっっ!!」
クエン酸と重曹を手のひらで反応させる実験は、化学反応が体感できてとても興奮しました!