タマネギの根っこを観察しよう!

  • 今回はタマネギの根っこを切り取って、顕微鏡で観察して、細胞分裂しているものを見つけました!
  • 中3と高3では授業ですでに行ったのですが、残った根っこを全て切り取って、いろんな時期の分裂している姿を見よう!ということで、大量にプレパラートを作ってみました。
    1. 材料:タマネギの根端にある分裂組織を用いる。タマネギの底部をビーカーに満たした水に浸し、2〜3cmほど伸びた根を約5mm切り取る。
    2. 器具:光学顕微鏡・スライドガラス・カバーガラス・ピンセット・試験管・マッチ・ガスバーナー・沸騰石・ろ紙・シャーレ・ハサミ
    3. 薬品:酢酸カーミン溶液(染色液)
    4. 実験の手順

(1)ハサミでタマネギの根端を約5mm切り取り、試験管に入れる。
(2)試験管に1cmほど酢酸カーミン溶液を入れる。
(3)試験管内に沸騰石を3,4粒入れる。
(4)試験管をガスバーナーで加熱する。
(5)加熱後、しばらく冷ましてから中身をシャーレに出す。
(6)シャーレに出された根端をスライドガラスの上に置き、染色液をさらにかける。
(7)3分おいた後、カバーガラスを上からかぶせて、ろ紙をのせておしつぶす。
(8)顕微鏡で、分裂している染色体を見つけだし、観察する。


大量のタマネギと格闘する部員たち



切り取ったタマネギの根っこを試験管に入れています。



試験管をガスバーナーで加熱しています!突沸に気をつけてね!



うまく観察できるかなぁ?

  • 50枚ほどプレパラートを作りましたが、顕微鏡でのぞいてみたら結局3枚しか分裂が発見できませんでした。朝と夕方との違いで分裂しやすい時間帯とか決まっているのか、また、押しつぶしが足らなかったのか、また、元々分裂した部分がなかったのか?まさにミステリーですねぇ。