- 前回の光合成実験では全く反応しなかったオオカナダモが今回、光合成を行って泡を出しました。前回は、金魚の水槽にあったオオカナダモを使用したのですが、もしかしたら同じオオカナダモでも水槽の水質(養分の含有量)の違いによって光合成のしやすさが変わってくるのではないかということで、金魚の水槽とは別の水槽にあるオオカナダモを試してみました。アフリカツメガエルを飼育している水槽とウーパールーパーを飼育している水槽、それぞれの水槽からオオカナダモを取り出して光合成の実験を行いました。すると、アフリカツメガエルの水槽から取り出したオオカナダモから泡が生じました。ウーパールーパーの方は目立った変化が見られませんでした。本当に光合成できているのかを確かめるために、光を当てていない葉っぱと光を当てたカエルの葉っぱ、光を当てたウーパールーパーの葉っぱをそれぞれキッチンハイターに浸けてから水ですすいで脱色してから、ヨウ素液に浸して色の変化を見ました。すると、光を当てていない葉っぱはほぼ脱色された透明のままで、光を当てたカエルの葉っぱは全体が濃い紫色に変色し、光を当てたウーパールーパーの葉っぱは部分的に濃い紫色が見られました。何か知らないけど、カエルの水槽には光合成に必要な要素が含まれていると考えられました。
葉っぱの脱色に使用するキッチンハイターを事務室から借りてきました。
45℃になるようにお湯と水を混ぜて300mlにしたものにBTB液を80滴入れました。
BTB溶液にストローで息を吹き込んで酸性にします。
青から黄色に色が変わりました。
試験管にBTB液と水槽ごとのオオカナダモを入れて、光源装置で光を当てました。
奥がカエル、手前がウーパーです。
奥の試験管でのみ泡が生じました。
15分ほど光を当てた後、BTB液の色を見てみました。
左がウーパー、右がカエルです。
左が黄色っぽいのに対して、右は青っぽいでしょ?
葉っぱをヨウ素液に浸して反応を見てみることにしました。
上がウーパー、まん中がカエル、下が光を当てなかった葉っぱです。