臨時でお昼休みに集まって、昨日の実験の続きで、「バイオエタノール実験」と「ゆでたまごの黄身と白身逆転実験」を行いました。アルコール発酵に少し時間がかかるので、最初にバイオエタノール実験から始めました。まず、昨日作成したアルギン酸ナトリウムと酵母菌の水溶液をスポイトにとり、1滴ずつ乳酸カルシウム溶液の入ったザル付きのボウルにたらして人工イクラを作成していきました。できた酵母菌入りの人工イクラ30粒ほどを40℃に温めたぶどうジュースの中に入れてしばらく置いておいてアルコール発酵させました。発酵を待つ間にゆでたまご実験の卵の殻をむいていきました。すると、いくつか試してみたうちの1つだけが黄身と白身が混ざり合った固いかたまりが全体に広がっていました。また、それ以外の外側白身内側黄身の一見普通のゆでたまごに見えるものも手を加えたものについては、コントロールと比べて、ゆでたまごの黄身がカチカチに固くなっていました。黄身と白身の位置は変わらなかったけど、ブルルルルーンの遠心力の威力で固くなったんでしょうねぇ。ゆでたまごの確認が終わったところで、アルコール発酵の確認をしました。10分ほど放置しておいたところ、ぶどうジュースはアルコール発酵によって、お酒のツーンとしたにおいが漂ってきました。ということで、今年の実験は終わりです。また来年もがんばりましょう!みなさん、よいお年を!!
ボウルの中に30粒ほど作りました。
ゆでたまごを鍋から出して補強用に貼っていたセロハンテープをはがしていきます。
中身はどうなっているか、楽しみです!
殻をむいてみると…
おっ!!!
黄身が偏っただけのゆでたまごでした。
おっ、こ、これは、…!!!
黄身が外側にあるゆでたまごができていました!
これは、殻にひびが入って白身がモロモロになってできたゆでたまごです。
アルコール発酵が進んでワインができてきました。
殻をむいたゆでたまごです。
ナイフで切って中身を確認しました。
黄身が外側にあって白身が真ん中にあると思ったら、白身は端の方に少しだけありました。
他の卵もナイフで切って中身を確認してみました。
見た目は普通のゆでたまごと一緒でした。
黄身が少し偏って固まっていました。
何も手を加えていないコントロールのゆでたまごの黄身はもろく崩れました。
全部切ってみました。
パンストに入れてブルルルルーンとしたゆでたまごはいずれも黄身がカチカチに固まっていました。
ゆでるときにしっかりとコロコロ転がしておいたら白身が真ん中に来たのかな。
まぁ、おもしろいゆでたまごが作ることができて楽しめました!