- 池田市にある国立産業技術総合研究所で開催された研究所公開に「アルミ板の金属樹を作ろう」というタイトルでブースを出展しました!多くのお客さんが来られることを期待して前日大量に生産した寒天を用いて臨みました!13時にスタートしてからほぼ絶え間なくお客さんに来ていただきました。いつもは小学生が多いのですが、今回は大人の方がお客さんとしてたくさん来られました。それだけに、突っ込んだ質問も多く、お答えするのに苦労することも多かったです。でもいい経験になりました!来ていただいたみなさん、どうもありがとうございました。
- アルミ板の金属樹を作ろう!
- 市販の粉寒天1袋(4g)を400mlの水で溶かして熱する。(通常よりも固めの寒天を作る)
- 沸騰したら火から下ろして冷ます。
- シャーレにラップを敷く。(※実験後の処理をしやすくするため)
- 寒天が70℃ぐらいまで冷めてきたら、深さ3mm程度になるように、シャーレに流し込んでいく。
- 寒天が固まるまで待つ。
- 塩化銅(粉末)を0.8g量り取る。
- 塩化銅を固まった寒天の上からまんべんなくパラパラとふりかける。
- しばらくすると、寒天の中に塩化銅がなじんでいき、広がっていく。
- その寒天の上にアルミニウムを置く。
- アルミニウムは「板状のもの」、「小片」、「アルミホイル」の3種類を置く。
- 寒天の上にアルミニウムをのせてからしばらくすると、板状のものの下から黒っぽいものが伸びていくのが見える。
- アルミホイルの表面に小さい黒い点々が見える。
- シャーレを持ち上げて裏から見てみると、すべてのアルミニウムから黒い枝みたいなものが伸びているのがわかる。
- それが銅の金属樹である。
- 銅の金属樹ができてくると同時にアルミニウムがどんどん溶けていくのも観察できる。
- 数時間経つと、アルミホイルは完全に溶けてしまい、アルミ板や小片からは赤茶色い金属樹がぐんぐん伸びていく。
- 金属樹ができたところの寒天ほど銅イオンの青い色が薄まっていく。
- 液体中と違って寒天の中で金属樹を伸ばすことで、金属樹が壊れずに観察できる。
- 当日のスケジュール
12:00 阪急池田駅改札前集合・出発
12:30 現地到着・準備
13:00 実験スタート
16:00 終了・かたづけ
16:30 現地出発
17:00 阪急池田駅解散
産総研に到着!
実験終了!
先ほど行った実験で使った寒天中の金属樹が伸びて、まっ茶っ茶になってしまっています。
実験で使用した寒天は袋にまとめて入れて廃液処理の業者さんに引き渡します。
産総研さん、ありがとうございました。
また来年よろしくおねがいします!