- 「ビスマス結晶を是非、自分たちで作ってみたい!」という前々からの私たちの願いが叶いました!ビスマスチップ1kgをステンレスのボウルの中で溶かして、結晶を取り出す実験を行いました。実験を始める前にまず、安全メガネと軍手を着用しました。ビスマスは融点が低いので、火にかけるとだんだん溶けて液体になっていきました。しばらくすると完全に液体になりました。カセットコンロで加熱していたのですが、今度は火を消して冷めるのを待つことにしました。20分待つことにしました。待っている間の時間がもったいないので、レオの散歩とビオトープの説明を新入部員に行いました。20分後あらためて集合し、作業を再開しました。溶けたビスマスの液の表面にできた膜を取ろうとしたのですが、全体が固まってしまっていました。そこで、再度火にかけて溶かしました。今度は冷ます時間を5分に短縮して膜取りをしようとしましたが、それでも固まってしまっていました。再々度火にかけて溶かしました。次は、火から下ろしてすぐ1分後に膜取りをして、膜がある程度取れたら、わりばしでビスマスの液中からビスマス結晶を取り出しました。失敗を重ねてようやく結晶がわりばしでつまめたときはうれしかったです。また、ビスマスの結晶は虹色に輝いて正方形がいくつも重なった形をしています。順番にわりばしで結晶をつまみ上げていきましたが、やってる途中にまた固まってきたので、またまた火にかけて溶かして冷ましてから、作業を再開しました。きれいで大きな結晶を取り出すのは結構難しいです。
ビスマスチップ1kg分、ステンレスボウル、カセットコンロ、茶こしを準備しました。
って、何で茶こしやねん!と思われるかも知れませんが、これで表面にできた膜をすくいます。
ビスマスチップをボウルに半量入れて火にかけていきます。溶けたら残り半分を足します。
おおっ、ちょっとずつ溶けてきたねぇ。
えーっほんまにー?私にも見せて見せて!
あーっほんまやー、すごーい!
ビスマスチップがだんだん溶けてきて・・・
液体ビスマスになっていきます!
金属が溶けていくところなんてなかなか見られないから、しっかり目に焼き付けておこっと。
全て溶けてからしばらく冷ますと、液の表面には灰色っぽい膜が生じます。
膜を茶こしで取ろうとしましたが、固まってしまって、取れませんでした。
溶けるまでの時間しばし待機。
今日は、お昼休みに高3の卒業アルバムのクラブ写真撮影があり、部員全員白衣姿で撮影したので、実験でも白衣率が高かったです。
溶けてきたようですが、火から遠い液の表面はまだ固まったままです。
火から下ろして少し待ってから作業をしようとしましたが、これももうすでに固まってしまっていました。
わりばしで膜を取っていくと、虹色の液面が現れます。しかし、夢中になってやり続けていると、わりばしが焦げてしまいます。
火から下ろして今度はすぐにわりばしで膜を取っていきました。茶こしは少し大きすぎたので、わりばしでやることにしました。膜を取っていくと、虹色の液面が現れます。
膜取りをしたらすぐに、わりばしをビスマス液の中に突っ込んで、結晶を探り当ててつまみ上げます。
すると、虹色をした正方形の枠が重なったような形のビスマス結晶が取れました!
順番に取る人を交替していきましたが、時間がたつとまた固まってしまって結晶が取りにくくなるので、火にかけて溶かして、作業を再開しました。
ビスマス結晶です。
色がわかりにくいですが、虹色をしています。この色はビスマス本来の色ではなく光の干渉によっていろんな色に見えるんだそうです。
残っている膜ごと結晶をつまみ上げてしまうと、膜が結晶の表面にくっついて汚くなってしまいます。