今回は紙とハサミでつくる実験工作を3種類行いました。まずはじめは「六角形の変身カード」です。ひっくり返すと色が変わる、紙でできた不思議な六角形です。次に「動く折り紙 コットン」です。重心の動きで時間がたつと勝手にピョコッと立ち上がってしまう不思議な折り紙です。最後に「厚紙で作る正十二面体からの輪ゴムで作る正二十面体」です。同じ大きさの長方形の厚紙を3枚それぞれ直交するように組み合わせてその頂点に切れ込みを入れて輪ゴムを引っかけてみると、正十二面体ができあがります。部員はみんな手先が器用とは言えない者ばかりなので、3つとも作るのに苦労しましたが、一応、3つの実験全て成功しました!工作は「紙の馬」以外、あまり行っていなかったのでけっこう楽しめました。
「六角形の変身カード」の作り方
-
- 正三角形を一直線に10個つなげて書いた紙を用意します。
- 紙を切ります。
- 正三角形それぞれに「のりしろ」、「1」、「2」、「3」、・・・、「9」と順番に番号をふります。
- 「のりしろ」と「1」の間を谷折りします。
- 「3」と「4」の間を山折りします。
- 「6」と「7」の間を谷折りします。
- 「のりしろ」と書いたところを開いてのりをつけます。
- 「のりしろ」と「9」を貼りつけます。
- できた正六角形を、隣り合う三角形の間の線ごとに折って、たたみます。
- たたんだ頂点から開いてみると、順番に3種類の面が現れます。
- それぞれの面に色を付けたり絵を描いたりしてもらいます。
- 一瞬で面が変わり、違う色や絵が現れるという不思議なカードのできあがりです。
「動く折り紙 コットン」の作り方
-
- 折り紙を対角線で半分におります。
- 開いて、折り目に向かって辺を合わせて折ります。2つの三角形ができます。
- 折らなかった頭の三角形のところを、三角形の底辺に沿って谷折りします。
- 今折って平らになった頭の部分を真ん中の折り目に合わせて折ります。また、頭の部分に2つの三角形ができます。
- また、三角の頭の部分を先ほどと同じように谷折りします。
- 裏返して、さらにもう一度、頭の部分を中央の線に合わせて折ります。
- 中央の線に沿って山折りで2つにたたみます。
- 長い部分と短い部分のうち、長い方を下にして平らに置きます。
- 置いておいてしばらくすると徐々に重心が移動して、コットン!と短い方が下になるように立ち上がります。
「正十二面体→正二十面体」の作り方
-
- 工作用紙を5cm×8?の長方形に3枚切ります。
- 8cmの方の辺の真ん中(端から4cm)から紙の中心に向かって2.5cmの切れ込みを入れます。
- 中心部分まで切れ込みを入れたハサミを右に90°方向を変えて、中心部からさらに2.5cm切れ込みを入れます。
- 残りの2枚も同様に切れ込みを入れます。
- まず、2枚の紙を切れ込みに合わせて差し込んでいき、真ん中まで重なったところで、90°にして立てます。
- 2枚組み立てたもののうちの1枚にもう1枚を重ねて差し込んでいき、真ん中まで差し込み、差し込んだ紙を90°まわして立てます。
- 3枚の紙それぞれが直交して完成。
- 各頂点にハサミで少し切れ込みを入れて輪ゴムをかけてつないでみると、正三角形が20個の正二十面体になります。
まず、中3の部員からの沖縄修学旅行のお土産配布会からスタートです。
紅芋タルト、鉄板ですねぇ。おいしかったです。
正十二面体づくりは組み立て作業が難しいので、最後完成までたどり着ける者は3名しかいませんでした。
根気よくやってれば、知恵の輪みたいにできてしまうものなんです!