- 授業参観の後、引き続きクラブ参観も行われました。保護者の方にも楽しんでいただこうと、実験工作を行いました。部員たちは参観でもいつもと変わらずマイペースに楽しく活動していました。見学に来られた保護者の方たちもリラックスして楽しんでいただけたようでよかったです。実験は3つ行いました。1つめは「ハンドパワーで風車を回す実験」、2つめは「ティーバッグの袋の燃えかすを宙に舞い上がらせる実験」、3つめは「紙で作った馬をトコトコ走らせる実験」です。いずれもおもしろ理科実験というサイトから見つけてきた実験です。最後に行った紙の馬を走らせる実験は、馬の歩く姿がめっちゃかわいかったです。部員それぞれが馬を作り、でっかい周期表の板の上で何度もレースが繰り広げられました。それぞれ思い思いに馬に名前をつけ応援し、めっちゃ盛り上がりました。
- ハンドパワーで風車を回す実験
この実験では、実際のところハンドパワーではなく、てのひらから出る熱で生じた上昇気流を利用し、羽根を回します。
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- まず型紙をコピーし、風車の羽根と支え台をハサミで切り取ります。
- 次に、風車の羽根に適当に切れ込みを入れ、折り曲げ、ささえ台の裏からまち針をさしてセロテープで固定します。
- まち針の上に風車の羽根をバランス良くのせます。
- 左右から手のひらを近づけると、羽根がクルクル回り始めます。
- 手を近づけると、体温でそのまわりの空気がふくらんで軽くなり、下から上に上昇します。そのためその空気が羽根に当たり、羽根を回します。
- ティーバッグの袋の燃えかすを宙に舞い上がらせる実験
ティーバッグの紙筒に火を付けると、燃えかすがフワッと高く飛んでいきます。
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- まず、ティーバッグを分解して、中のお茶を出します。使うのは袋だけです。
- 金属の皿の上に立てます。
- 上からチャッカマンで火を付けると、下の方まで燃えたときに燃えかすが、フワッと1mほど上昇します。
- 空気が暖められて、紙筒の所に上昇気流ができます。その上昇気流に燃えかすがのって飛んでいくのです。
- 紙で作った馬をトコトコ走らせる実験
左右に体を動かしながらトコトコと斜面をく下って行くかわいい馬を作りました。
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- 厚紙を3cm×15cmの大きさに切ります。
- 左右5cmの長さに2つずつ切れ込みを入れます。馬の顔の部分を作るため、右のまん中にも切れ込みを入れます。
- 紙を折って馬を作ります。
- 左右に体を揺らせて歩くように、足の先を少しカーブをつけてカットします。
- また、安定するように背中の紙を折って足を少し広げます。
- 完成したら、ダンボールの上などで、少し傾けた斜面上を歩かせてみると、トコトコとかわいく動き始めます。
- 足先が少しカーブして切ってあるので、体が左右どちらかに少し傾くと、反対の足が空中に浮いて前に出ます。すると体の重心がずれて馬の体は反対側に傾きます。すると地面で踏ん張っていた反対の足が浮くのでまた前に出て行きます。このような仕組みで足が交互に出て行って、進むことになります。
型紙を切り取って組み立てています。
わりと簡単にできました。
ハンドパワー!ではなく、手の温もりが作る上昇気流によって、風車の羽根がグルグル回りました。
大きいサイズのものにもチャレンジしましたが、楽勝で回りました。
紅茶のティーバッグを職員室から少し分けてもらいました。
ティーバッグの中身のお茶を抜いた紙筒のみ用います。
金皿の上に紙筒を立てて、そのてっぺんに火をつけて、生じた燃えカスが上昇気流で高く舞い上がります。
三度ほどただ紙が燃えただけで失敗に終わりましたが、四度目で燃えカスが高く舞い上がり、部員一同「うわー、上がったー!」と興奮しました。
紙の馬は厚紙にものさしで長さを測って線を引き、一人ずつ切り取りました。
この四角い厚紙がどうやって走る馬に変わるんでしょうか?
馬作りの前になぜかティータイム。
燃えカスを飛ばす実験で使わなかったお茶っ葉がもったいないので茶漉しに集めて飲むことにしました。
馬が完成しました。
斜面上をトコトコというよりチョコチョコ下っていきました。
みんなでレースすることになり、ちょうどいい大きさの周期表がかかれてある額の上でレースが開催されました。