ふしぎー!くさーい!おもしろーい!きれーい!

開催まであと2週間に迫った学院祭に向けて、簡単にできて楽しめる実験や観察をみんなで体験してみました。実際にやってみて、どれがいいか、を決めていこう、ということになりました。

まず、過冷却の実験を行いました。酢酸ナトリウムの飽和水溶液を冷蔵庫で冷やした後、冷蔵庫からゆっくり慎重に取り出して、酢酸ナトリウムの結晶を少量、パラパラと水溶液に加えると、加えた結晶を中心に針状の結晶が一気に広がっていきました。

次に、冷凍庫で保存していたチリメンモンスターを出して観察を行いました。少し生臭ーい磯の香りが最初は気になりましたが、そのうち、全然気にならないくらいにチリモンを見つけるのに没頭していました。

それから、ダイラタンシー実験では、丸水槽の中にかたくり粉に水を少しずつ入れて適当な加減で調整して、ダイラタンシーを作成しました。何とも言えない感触が病みつきになってしまします。これも学院祭ではいつも大人気だったので、今回もやってみたいと思います。

最後に、水性ペンのインクのペーパークロマトグラフィー実験を行いました。前回のチンゲンサイのペーパークロマトグラフィーのように、ろ紙に何色かの水性ペンで丸を描き、その丸の中心に水を垂らしてその水の広がりとともに水性ペンのインクの色素が分離して広がっていくというものです。とてもきれいにできました!

どれもみんなに見てほしいしやってほしい実験ばかりでした!

 

過冷却の実験はあっと言う間に反応が起こりました。

 

図鑑を見ながらチリモンの種類を判定していきました。

 

珍しいのばかりを取り出して並べてみました。

 

宝探しのようです。

 

ダイラタンシーでは、グッと握ったらこんなふうに固まります。

 

力をかけずにいるとダラーっと手から垂れていきます。

 

おもしろいので何度も試してみたくなります!

 

折り目をつけて真ん中をへこませたろ紙の真ん中にスポイトで水を垂らします。

 

水がまわりに向かってしみこんでいき、インクに混ざって展開し、インクの色素が分離します。

 

描き方を間違えてしましましたが、これはこれでなんかいいデザインになりました。

 

水性ペンのインクの色にはそれぞれ1色だけではなくいろんな色が混ざっていることがこれでわかりますね!

 

水性ペンの色によってはあまり変化が無いのもありますが、逆に、意外な色が隠れているのもあります。