お茶やコーヒーに含まれているカフェインの結晶を抽出する実験を行いました!職員室と事務室から緑茶(2種類)、ティーパックの紅茶、ドリップ式のコーヒーを分けていただき、実験材料としました。それぞれをすり鉢で細かくすりつぶし、蒸発皿の上にのせて火にかけます。熱すると、お茶っ葉に含まれていたカフェインが昇華し、昇華したカフェインが、上に重なっているお茶の葉っぱや茎に触れて冷やされて結晶化する、という実験です。いざ、実験してみると、加熱してもこげてしまうだけで、カフェインの結晶らしきものは一向に現れませんでした。あらためて、ちがう方法でカフェインを結晶化させる実験を試してみましたが、それも失敗してしまいました。次回、あらためてリベンジを果たしたいと思います。最後に、事務室のみなさま方、お茶とコーヒーを快くご提供いただきましてありがとうございました!
緑茶(×2種類)、コーヒー、紅茶、それぞれをすり鉢に適量入れました。
すでにいい香りがします。
細かくした方がカフェインが出てきやすいそうです。
お習字で炭をするようなおだやかな気持ちですりましょう!
左から紅茶、緑茶、緑茶、コーヒーです。
電熱器の上で緑茶の葉っぱを熱しました。
しばらくすると、少し香ばしいいい香りがしてきました。
ちょっとこげてきたかな?でもまだカフェインの結晶は見えず。
こげるまで熱したけど、カフェインの結晶は結局現れず。
もう一種類の緑茶で再度チャレンジしてみました。
カフェインが飛んでいかないように、と思って、アルミホイルでふたをしてみました。
しかし、これも失敗でした。
次は、コーヒーです。今度こそ!
カフェインめ、逃がさないぞ!
カフェインは出てこずに煙ばかり出てきました。
もしかしたら、あるかも、と思って注意深く確認してみました。
お茶っ葉の裏にでもかくれていないかなぁ。
警察の鑑識になった気持ちで、必死に見つけようと試みました。
意地でも見つけてやるぞー!と、実体顕微鏡を用いて観察してみました。
実体顕微鏡で見てみると、かぶせていたアルミホイルの表面に結晶らしき模様が見えましたが、これが本当にカフェインなのかどうかはわかりませんでした。
実体顕微鏡による捜索が続きます。
これはカフェイン?何?ただのよごれ?
コーヒーの中に見つかるかな?
よくわからんなぁ。
少し実験方法を変えてみました。
昇華したカフェインがすぐに冷やされるように、熱したコーヒーの上に土台を置き、土台の上にさらに水を満たしたシャーレを置きました。シャーレの底にカフェインがつくかな?
残念ながら、このやり方でも出てきたのは煙だけでした。
シャーレには、結晶とは言えないシミみたいなものがうっすら見えていました。
熱しすぎてコーヒーが炭化してしまいました。
最後にもう一度だけ、有機溶媒を加えてのカフェイン結晶抽出実験を試みましたが、これも失敗してしまいました。
次回、あらためて失敗の理由を検証して、必ず成功させたいと思います!!