今年初クラブはイカの解剖です!

  • 新年最初の活動は「イカの解剖」から始まりました。
    1. 生のスルメイカを用意し、イカのあしを伸ばして全体を眺めてみます。「10本足のうち、長い足が2本で短い足が8本ありました。」
    2. 漏斗のある側を表に向けて、外套膜をてっぺんまで真っ直ぐにハサミで切り開いていきます。「外套膜の下の方には2ヶ所出っぱったボタンがあり、それが頭の部分にある引っ込んだボタンとかみ合い、ボタンを留めたり外したりできました。」
    3. 両サイドに広がっている薄黄色いビラビラのエラを確認して、そのエラの根本に付いている白っぽいエラ心臓も確認できました。「魚のエラとはえらく違います。」
    4. 足を持って引っぱって内臓を外套膜から外します。「外套膜は後で食べるので、大事に置いておきます。」
    5. 足を根本から切り落とします。「足の吸盤は角質環という硬い鋭い歯が丸く並んだものでできていて、得物を吸盤でかみついてゲットするそうです。足も後でゲソの塩焼きにするので大事に置いておきます。」
    6. 円上に並んでいた足の中心の位置に口があるのでそれをピンセットで取り出す。「口はカラストンビと呼ばれ、形も硬さも鳥のくちばしによく似ています。」
    7. 口の中にスポイドで醤油を入れ、醤油が通っていく道筋をたどって、消化管を確認する。「てっぺんの胃袋に醤油がたまり、そこからまた頭の方へ流れて行き、排出される。」
    8. 胃袋をメスで切り開いて中身を調べる。「小さいエビみたいなのを食べてました。」
    9. 目の中の水晶体も取りました。「取り出した水晶体を新聞の字の上に置くと字がでっかく拡大されました。」
    10. 内臓の固まりの真ん中に銀色に光って筋状にへばりついているイカスミ袋を取る。「イカスミを指につけて字を書いてみたら、真っ黒ではなくセピア色になりました。」
    11. 最後に、ぶっといかたまりの肝臓を切ってみました。「イカの塩辛のにおいを感じてみました。」
    12. 解剖後、外套膜とゲソをハサミで適当に切り分けて、フライパンで炒めて食べました!おいしかったです!!

新年一発目は大成功に終わりました。また、新しく中学2年生が入部してくれました。今年もいい年になりそうですね!

今年もよろしくお願いします!!