たたきのめせ!!尿素のかたまりを。

あけましておめでとうございます!

新年最初の活動は、尿素の結晶づくりです。

毎年出展させていただいている豊中市教育センターでのサイエンスフェスティバルの実験教室が、今回はコロナのため、動画で実験を紹介するかたちとなりました。直接実験をみなさんと一緒にできないのは残念に思いましたが、逆に、普段の実験教室ではできないような実験を考えることにしました。いつも行っている実験教室では、時間が長くても20分程度と限られてしまいますが、動画ならば、時間がかかってしまう実験でも編集して見てもらうことができます。ということで、ステイホームでおうちでもできる、時間をじっくりかけて行う「尿素の結晶づくり実験」を行うことにしました。

 

材料:尿素、ぬるま湯、せんたくのり(PVA入り)、中性洗剤、水性ペン、画用紙

 

方法:

① ぬるま湯を入れて飽和尿素水溶液をつくる。

② 飽和尿素水溶液にせんたくのりと中性洗剤を加える。

③ 画用紙に水性ペンで色を塗る。

④ 画用紙を丸めてホッチキスで留める。

⑤ 丸めた画用紙の片方にハサミで切れ込みを入れる。

⑥ 尿素水溶液をコップに入れる。

⑦ コップの中に、丸めた画用紙を切れ込みを上にして入れる。

⑧ 数時間から数日後、尿素の結晶が成長する。


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尿素が容器の中でかたまりになっていたので、ゴムのハンマーでぶったたいて砕くところから始めました。


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飽和の尿素水溶液をつくるために尿素を量り取ります。

 

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ぬるま湯に尿素を溶かしていきましょう!

 

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こんなに溶けるもんなん?

 

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少しずつ少しずつ溶かしていきました。

 

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尿素は水に溶かすと吸熱反応を起こして温度が下がってしまうので、温めながら溶かすことにしました。

 

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尿素の飽和水溶液に混ぜる、せんたくのりと食器用洗剤を用意しました。

 

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尿素水溶液づくりに並行して、画用紙に水性ペンでそれぞれ好きな模様を描きました。

この画用紙に尿素水溶液をしみこませていきます。

 

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尿素水溶液にせんたくのりと食器用洗剤を入れました。

 

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よく混ぜます。

 

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尿素水溶液を紙コップに取り分けました。

 

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画用紙を丸めてホッチキスで留めて片方にハサミで切れ込みを入れて開きます。

 

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さまざまな色と模様の画用紙がスタンバイできました。

 

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コップの中に画用紙を投入!

さて、どうなりますかねぇ、お楽しみに!