サイエンスラボいぶきで展示する予定の「廃油からアロマキャンドルをつくる」実験を行いました。数年前に行われた学院祭の模擬店で揚げ物を扱っていたクラスから学院祭終了後に、「実験で使ってください。」と、余った廃油を大量にもらっていたのですが、なかなか使うチャンスがなく、生物化学準備室の片隅で長年一斗缶の中に入っていました。が、本日、ようやく日の目を見ました!廃油を材料にしてキャンドルを作ってみました。わりと簡単にできて、材料も手に入りやすいので、ステイホーム中の実験にピッタリです!
「廃油からアロマキャンドルをつくろう!」
方法
① クレヨン(またはクレパス)をわりばしで削ります。
② 揚げ物などで使ったサラダオイルなどの廃油500mLほどを鍋に入れて温めます。
③ 紙コップを適当な高さに切ります。
④ 小さめのロウソクの芯をわりばしではさみます。
⑤ ロウソクは紙コップの高さに合わせて適当に下側を切って長さを調節します。
⑥ 紙コップの中にクレヨンを削ったものを入れます。
⑦ 温まった廃油に固めるテンプル2袋(通常よりも多め)を入れてよく混ぜます。
⑧ 少し冷めるのを待ってから、固まる前に廃油を紙コップに流し込みます。
⑨ 紙コップに流し込んだ廃油にアロマオイルを10滴ほど加えます。
⑩ ④のロウソクを紙コップの中心に来るように割りばしを置きます。
⑪ 1日置いて固まったら完成です。
※注意:油はとても熱くなるので、紙コップに注ぐ際など、やけどしないように十分に気をつけてください!
きれいな形に仕上がる尿素の結晶実験を探究してみました。
ろ紙に水性ペンで色をつけたものに尿素水溶液をスプレーしてみると、水性ペンのインクがにじみ出てきてしまい、結晶もあまり成長しませんでした。
色をつけなかったものも、あまり結晶は成長しませんでした。
クレヨンを削ってキャンドルの色をつけます。
それぞれに好きな色を選んで削りました。
調理室から固めるテンプルを分けてもらいました。ご協力ありがとうございました!
一斗缶に眠っていた廃油を紙コップですくってお鍋に入れました。
油を入れたお鍋を火にかけます。
油が温まってくると、油のにおいとはじける音がしてきました。
油の温度をはかってみると、グングン温度が上がり、180℃に達しところで加熱を止めました。
油がまだ熱いうちに固めるテンプルを投入します。
よく固まるように、さらにもう1袋投入しました。
好きなにおいのアロマオイルを選びます。
紙コップの高さに合うようにロウソクの高さを調節します。
やけどをしないように、固まらない程度に冷ましてから油を紙コップに注ぎます。
アロマオイルを10滴ほど入れます。
ロウソクをはさんだわりばしを紙コップにセットします。
金属トレーの中に置いて固まるのを待ちます。
キャンドルの芯は、ロウソクの芯を使う方が燃えやすいです。
ロウソクの芯は先っちょが微妙な角度で曲がっているので燃えやすいそうです。
固まったら、紙コップをはがして使います。
ちゃんと燃えてにおいもするんやろか?