オオカナダモ、知ってますか?

  • サイエンスフェスティバルに出展しました。「オオカナダモだもの・・・」というタイトルで光合成と原形質分離の実験・観察を行いました。初め全くお客さんが来なかったのですが、1時間を過ぎた頃からポツポツと来ていただきました。しかし、「この実験は20分ほどかかります。」とホワイトボードにあらかじめ書いていたのでそれを見て、「やめとこ」となる方も多かったので残念でした。13時から16時半まで20組ほど来ていただきました。実験していただいたお客さんには喜んでいただきましたが、あらためて実験時間と興味を引くことのできるような内容をまた考えていかないといけない、と反省しました。

「サイエンス・フェスティバル」 於:豊中市教育センター(阪急蛍池駅西側 ルシオーレビル6階)
〈当日のスケジュール〉
12:00 集合・会場へ移動・準備
13:00 開始
16:30 終了・片付け・清掃
17:30 会場出発・阪急蛍池駅で解散<方法>
1.光合成の実験

    1. BTB液に息を吹き込んで黄色にします。
    2. 試験管にオオカナダモとBTB液を入れます。
    3. 光源装置で試験管に光を当てます。(約20分)
    4. 試験管からオオカナダモを取り出して煮ます。光を当てていないのも煮ます。
    5. オオカナダモをシャーレに取り、ヨウ素液をかけます。
    6. 顕微鏡で観察します。

光合成をしたものとしていないものでは、どんなちがいが見られるでしょうか?」

2.原形質流動・原形質分離の観察

    1. 光合成させている間に、葉っぱを20%砂糖水につけます。
    2. ふつうの葉っぱを顕微鏡で観察します。(原形質流動)
    3. 砂糖水につけた葉っぱを顕微鏡で観察します。(原形質分離)

「水そうにつかっていたものと、こい砂糖水の中につけたものとでは、どんなちがいが
見られるでしょうか?




現地到着!
わたしたち被昇天は6階の奥の部屋です。



今年はサイエンスショーを行う団体が多いです。



まず、道具を全部机の上に並べてみよう!



光合成でBTB液の色が変わるのにどれぐらいの時間がかかるのかを予備実験で確認しました。



準備が整いました。
お客さんが来られるまで、説明の手順と注意点の確認を行いました。



光合成の反応をさせるのに時間がかかるので、20分ほどかかるとホワイトボードに書いておきました。
すると、時間がかかるのならやめておこうと、何人かのお客さんがスルーされていきました。



開始1時間を過ぎて、ようやくはじめてのお客さんが来てくれました。



だんだんとお客さんが増えてきました!



BTB液にストローで息を吹き入れると青緑から緑、黄緑、黄色と徐々に色が変わっていきます。
BTB液の色の変化を見て、息の中に二酸化炭素があることがわかります!



小学生には少しむずかしい内容でしたが、理解しようとみんな真剣に説明を聞いてくれました。



BTB液の色や原形質分離について表した絵を見てもらっています。



今回もケーブルテレビに取材していただきました。



実験は2種類行いましたが、次々と手際よく行わないと時間がかかってしまうので、説明する者と準備をする者とのチームワークが大事です。



原形質分離が行われる図をホワイトボードに描いて説明しました。



まん丸になった葉緑体のかたまりを顕微鏡で見つけられたときはみんなうれしそうでした。



実験終了。
顕微鏡をケースに入れてなおしていきましょう。



大量にある荷物をカゴ2つにコンパクトにまとめました。