葉っぱの中のかくれた色

  • レオの散歩、ビオトープ観察、畑の様子確認の後、植物の色素の分離の実験を行いました。実験ではホウレンソウを使用しよう、と考えていたのですが、ビオトープや畑に生えているいろんな葉っぱや花も気になったので、これら(カエデの葉っぱ、紫色の花、白い花、タンポポの花)も試してみることにしました。結果、葉っぱはうまく色素が分離してくれましたが、花はダメでした。紫や白い花は全くと言っていいほど反応しなくて、タンポポは色素の移動はしたのですが黄色一色しか見られませんでした。ちょっと残念でしたが、でも、何ができて何ができないかがよくわかってよかったです。この実験を今年の夏のサイエンスフェスタで行おうと予定しています。


ペーパークロマトグラフィーの方法

    1. ろ紙の下端から3cmのところに鉛筆(ボールペンは不可)で線を引き、その線上で、割り箸を用いて葉っぱを押さえ、汁を出し、色素をろ紙につけて乾かす。これを繰り返して色素を濃くつける。
    2. ろ紙が完全に乾いて、色素をつけたところの水分がなくなったら・・・ろ紙の上端をゴム栓にはさみ、ろ紙の下端を展開液(石油ベンジン:石油エーテル:アセトン=4:1:1)につける。そのとき、色素のついたところを液面より2cm以上高く保つ。
    3. 展開液がろ紙をしみ上がるとき、展開液によくなじむ色素ほど速く進む。ろ紙には水が吸着しているので、水となじみやすい色素はゆっくり進む。溶けやすさの大小によって、色素ごとにしみ上がる速度が異なり、そのためにろ紙上にしま模様ができる。
    4. 展開液がろ紙の上端まで上昇しきらないうちに、ろ紙をビンから出し、空気中で乾かし、各色素の色を観察する。



ハーネスなしで自由に散歩をするレオ



すきを見て逃げられてしまいました。
おーい、待ってくれー!!



捕獲しました。



だっこされて少し休憩



ビオトープの池の水の量を確認しました。
少し減っていたのでホースで水を足しておきました。



あれ? 池の中に何かいてるよ!



ヤゴでした!
しかし、めっちゃ大きいなぁ!!



畑の苗は問題なく成長していました。
トウモロコシです。



今年はサツマイモではなくジャガイモを植えました。



奥が、緑のカーテンになる予定のゴーヤたちです。
手前はスイカです。



実験で使用する薬品です。



3種類の薬品を慎重に調合して展開液を作ります。



メスシリンダーに展開液を入れているところです。



ホウレンソウの色素が分離しました!
上からカロテン(オレンジ)→キサントフィル(黄色)→クロロフィルa(青緑)→クロロフィルb(黄緑)



実験結果すべて並べてみました。
左端の2つがカエデの葉っぱです。展開する前は紫色だったのですが、展開して出てきたのは緑色でした。
左から3番目が「ホウレンソウの葉っぱ」です。緑や黄色に色素が展開しています。
左から4番目は「タンポポの花びら」です。黄色の色素1種類のみ展開しました。
右側4本が「つつじなどの花びら」です。花びらの色素は展開しないものばかりでした。