先輩、今までほんとうにありがとうございました!

  • 予餞会の後、高3の先輩の送別会を行いました。ジュースで乾杯してから、みんなでワイワイとお菓子をつまみながら先輩との思い出話に花が咲きました。お菓子が食べ終わってから、卒業される先輩にとっては最後の実験を行いました。前回の「ストローから繊維をつくる実験」です。また、ガラス細工をして実験道具を作ってから、ストローをガスバーナーで熱して溶かして実験を行いました。ガスバーナーでストローを溶かすとすごく体に悪そうなにおいが漂いましたが、それにも負けずがんばりました。最初はなかなか伸びてくれませんでしたが、ゆっくりゆっくり引っ張っていくと、長く伸ばすことができました。実験室からゆっくり引っ張っていき、ピンセットで引っ張っている部員が実験室の隣にある準備室の暗闇の中に消えて行ってもまだまだ伸びていきました。10mぐらいのめっちゃ長い繊維ができました!実験が終わってから、最後に、部長から卒業される先輩に感謝の言葉とともに寄せ書きと記念品を渡しました。それをもらった先輩は何度も「ありがとう、ありがとう」と感動してすごく喜ばれていました。みんなちょっと泣きそうになりました。


実験手順

    1. ガラス管2種類(太・細)を用意し、それぞれ、太い方は10cm、細い方は20cmの長さのところにヤスリで傷をつけて切断します。
    2. 軍手を装着し、それぞれのガラス管の端をガスバーナーで熱し、切り口が危なくないように少し丸くします。
    3. 細い方のガラス管の真ん中をガスバーナーで熱し柔らかくなったところでゆっくり引っ張ると、真ん中の部分が伸びてさらに細くなります。
    4. 細いガラス管を伸びた真ん中の部分で2つに切断します。
    5. 太いガラス管の中にに細いガラス管を通します。
    6. 細いガラス管の方が少し長いので、太いガラス管からはみ出ますが、はみ出した部分(元の太さの方)を洗濯ばさみではさみます。
    7. スタンドでガラス管をはさんで、ガラス管の中にストローを突っ込みます。
    8. ガラス管をガスバーナーで熱すると、中のストローが溶けて液体状になり細い口から出てきます。
    9. 出てきたストローの液体をピンセットでつまんで、ゆっくり引っ張っていくとどんどん伸びてかたまり、繊維になります。



みんなでお菓子をつまみながら、「あのときはたいへんやったなぁ」とか「あれはおもしろかったなぁ」など、クラブでの今までのいろんな思い出を振り返りました。



ストロー繊維実験中
ガスバーナーでストローを溶かして、ガラス管の細い口から出てきた液体ストローをピンセットでつまんで引っ張ります。



実験でできた繊維です。
元はストローだったとは思えないでしょ?



卒業生に寄せ書きと記念品贈呈