- 昨日(9/23)予定されていた学院祭が大雨警報で中止になったため、本日(9/24)行われました。平日のため、小学生のお客さんは来られなかったのですが、保護者の方々や被昇天の生徒だけでなく、フランスの姉妹校から来た生徒やOGなどたくさん来ていただいて、終始にぎわいました。ありがとうございました。スタンプラリー形式で、行っていただいた実験ごとにスタンプを押して、スタンプが3つたまれば虹が見えるコップ実験ができる、というようにしました。来ていただいた方たちはみなさん楽しんでもらえたと思います。
- 実験
- ダイラタンシー:丸水そうに片栗粉3袋と水を適量入れてドロドロの状態にします。そのドロドロになった片栗粉を手にとって握ってみると固まるのですが、手をはなすと次第にドローっとかたまりが一瞬にして溶けていきます。
- 浮沈子:六角ナット(M6サイズ)のおもりをつけたしょうゆさしのサカナをしっぽがギリギリ水面に出る程度に水を吸わせて、水を入れたペットボトルの中に浮かべます。ペットボトルのフタを閉め、ボトルを横から押すとサカナが沈みます。
- スライム:蛍光ペンを水に浸して作った蛍光色の色水と飽和ほう砂水溶液とせんたくのり(PVA入り)を5:3:1の割合で用意します。まず、紙コップに色水とせんたくのりを入れ、割りばしで混ぜ合わせます。次に紙コップの中身をかき混ぜながらほう砂水溶液を混ぜていきます。ほう砂を入れると固まっていくので、素早く全体を混ぜ合わせるのがコツです。
- コーラからCCレモンへ:ペットボトルに水でうすめたうがい薬を入れます。コーラのような色になりますが、そこにハイレモンをすり鉢で粉にしたものを入れて、フタをして振ってやると一瞬でコーラの色がCCレモンのような色に変化します。うがい薬の成分のヨウ素がビタミンCに反応して色が変わります。
- 人工イクラ:とろろ昆布と炭酸ナトリウム(重曹を熱して作成)と水をミキサーに入れてよく混ぜます。その昆布液を取り分け、それぞれに食紅を加えて色づけします。今回は青と緑と黄色でした。色づけされた昆布液を10%の塩化カルシウム水溶液にスポイトで垂らしていくと、表面が膜で包まれた人工イクラが出来上がります。
- 虹が見えるコップ:上の5つの実験のうち3つ以上実験をしてくれた人にだけこの実験をしてもらいました。底に穴をあけた紙コップに分光シートを貼り、もう一つの紙コップの底をマジックで黒く塗り、針で穴をいくつかあけます。2つの紙コップをセロハンテープで貼り合わせて分光シートを貼った側から光をのぞくと、光が分光して虹のように見えます。太陽はのぞかないように。
- スケジュール
7:30 会場設営・実験準備・説明内容確認
10:00 開会式
11:00 開場
15:00 実験教室終了
15:30 閉会式
16:00 かたづけ・清掃・ミーティング
16:30 解散
人工イクラも身近な材料でできてしまいます。
- 最初はお客さんが来てくれるか少し心配でしたが、始まってみれば例年のように忙しかったです。部員達も自分のクラスと実験室に行ったり来たりで大変でしたが、充実した一日でした。おつかれさまでした。