今年最後の部活動です!

今年最後の部活動を行いました。
みなさんはビーチグラスを知っていますか?海岸や河原などで、丸くてきれいなガラスっぽい石を見たことがありませんか?
海岸などに落ちているこの石のことを「ビーチグラス」と呼んでいます。このビーチグラス、実はオーナメントや写真立てなど様々な商品に加工されています。
このビーチグラス、原材料はガラス製品なんです。川や海に捨てられたビンなどが割れてガラス片となり、海岸や河原で小石や砂とぶつかり合って角が取れ、最終的に丸く、きれいなビーチグラスになります。ガラス片からきれいなビーチグラスになるには、長い年月がかかります。


[ビーチグラスを作ろう!]
用意するもの
中蓋のある広口びん(プラスチック製)、ガラスびん、小石、砂、ビンセット、新聞紙、金づち、軍手、水


1.ガラスびんを新聞紙で包んで、金づちで割り砕く。小さなガラス片になるまで砕いていく。
2.プラスチック製の広口びんに、ガラス片と小石を同量ずつ入れる。
3.小石が見えなくなるまで砂を入れる。
4.水を30mLほど加える。
5.中蓋をして、広口びんの蓋も閉め、広口びんを思いきり振る。振りつづける。
  振り続けることで、ガラス片が小石や砂とぶつかり、角が削れてきれいな形になっていく。



今回はこんなきれいなビンを使って、ビーチグラスを作ってみました。



今回の実験材料の準備です。
ガラスびんを新聞紙で包み、金づちで砕いていきます。



えいっ!!



大きなガラス片があったので、さらに小さくしていきます。



ガラス片ができました。



ガラス片と同時に、小石の準備です。
小石は、ビオトープを作る際に残っていたものを使用しました。
雨風にさらしっぱなしだったため、煮沸して用いました。買ってきた小石や綺麗な小石であれば、煮沸する必要はないと思います。



ガラス片、小石の順に、広口びんに入れていきます。
今回は、砂を入れ忘れました。砂を入れないことで、どのような結果になるのか、検証してみたいと思います。



水を加えて、中蓋をして、蓋をしっかり閉めて、



振ります!!力の続く限り、振り続けます!!



振ります!!
力仕事なので、みんな疲れてきています。



疲れたようで、新しい振り方まで編み出してしまいました。



「ガラス片の角をとるのであれば、火を使って丸くすればビーチグラスが作れるのではないか?」と思い、実際にやってみました。
ガラス片をガスバーナーで熱してみました。



すると、ガラス片は割れてしまいました。
ガラス片の表面も、すすが付き、一部変色してしまいました。火を使ってガラスビンの小片を丸くすることは、難しいようです。



20分間振り続けたところで、中を見てみました。
少し角がとれてきています!水は濁り、ガラスの断片が浮いています。



水を交換して、再度振ります。
今回の部活動はここまで。


ビーチグラスは長時間振り続けることによりできあがります。
時間を見つけて振り、年明けにビーチグラスの完成品をお見せできるようにがんばります!!
今年も1年間ありがとうございました!!良いお年をお迎えください!!