三角、四角、五角形をくっつけてボールを作ろう!

  • 豊中市教育センターで開催されたサイエンスフェスティバルに出展してきました。今回は「三角形と四角形を重ねてまるいボールを作ろう!」というタイトルで、画用紙を貼り合わせて作る多面体の工作を行いました。当日は土曜講習の日だったので、講習が終わってからみんなでお昼ごはんを食べて、サイエンスフェスティバルで使用する荷物をまとめて、一緒に学校を出発しました。学校から蛍池の会場までは約40分ほどで到着しました。サイエンスフェスティバル自体は13時からスタートしているのですが、私たちは14時からのスタートにさせていただきました。今回は私たちを含めて全部で20団体も出展していました。出展団体が多いので1つの教室に4、5団体が実験をしていました。現地に到着すると、すでにたくさんお客さんが来られていて、会場は活気にあふれていました。急いで画用紙を並べて準備をしました。準備をし終えるとすぐに、ずっと待っておられたお客さんたちが実験に参加してくれました。そこから終了の時間まで休みなくどんどんお客さんが来てくれました。実験では最初に「正三角形を組み合わせて作る正四面体」、次に「正方形で作る立方体」、「正方形の周りに正三角形をくっつけた形の三角形の部分を重ね合わせていって作る準多面体」、正五角形の周りに正三角形をくっつけた形の三角形の部分を重ね合わせていって作る準多面体」を作成してもらいました。時間や画用紙の枚数の都合上、すべてはできませんでしたが、楽しんでもらえたかと思います。終了予定時刻を過ぎてもお客さんは絶えず、結局予定よりも30分ほどオーバーして終了しました。いつもよりも時間は短かったのですが、慣れない工作の指導だったので、ドッと疲れが出ました。終了後、かたづけをしてから、お茶とお菓子でしばらくくつろいで、会場を後にしました。来ていただいたお客さん、ありがとうございました!
  • スケジュール

13:00 学校出発
13:30 阪急蛍池駅到着
13:40 現地到着・準備
14:00 実験教室開始
16:30 実験教室終了・かたづけ
17:10 現地出発
17:15 阪急蛍池駅改札前解散


「三角形・四角形を重ねてまるいボールを作ろう!」実験工作の手順

    1. 三角の画用紙をセロハンテープでくっつけていって下さい。
    2. 三角の面は何面ありますか?4つ面があるので、この形は「正四面体」といいます。
    3. では次に、四角の画用紙をセロハンテープでくっつけていって下さい。四角だけをくっつけていくと、サイコロ形になりましたね。四角の面は何面ありますか?6面あります。サイコロも1から6までありますよね。この形は「正六面体」、または「立方体」といいます。
    4. 三角だけや四角だけだと、このように角ばった形ができてしまいますよね。では、三角と四角をくっつけていくと、どんな形になるでしょうか?
    5. 四角のまわりに三角をくっつけた画用紙を用意します。星形をしていますが、四角と三角に分かれるように折ってみて下さい。
    6. 折った三角が重なるように合わせて、三角の部分を上から1枚ずつ3枚重なるように、貼り合わせていって下さい。
    7. どんな形になりましたか?さっきに比べて、丸くなりましたね。それでは、この形に三角と四角はそれぞれ何面あるのか、わかりますか?三角が8面と四角が6面あります。最初に作った三角だけのものが8面で、四角だけのものが6面で、合わせたときと一緒ですね。不思議ですね。この形を「立方八面体」といいます。
    8. 最後に、五角形のまわりに三角形をくっつけた画用紙を用意します。これも星形をしていますが、五角形と三角形に分かれるように折ってみて下さい。また、さっきと同じように、折った三角が重なるように合わせて、三角の部分を上から1枚ずつ3枚重なるように、貼り合わせていって下さい。どんな形になりましたか?今度も丸くなりますよね。
    9. それでは、この形に三角形と五角形はそれぞれ何面あるのか、わかりますか。三角形が20面と五角形が12面あります。だから、この形は、「二十・十二面体」といいます。
    10. きれいな形ができあがりました。なぜ形がきれいに見えるかというと、それは、見た目のバランスが良いからです。上下左右のバランスが取れていることを「対称性がある。」と言います。これらは「対称性がある」形であるということです。



学校から箕面駅に向かいます。



ルシオーレビルの入口にはサイエンスフェスティバルのポスターが掲示してありました!



現地到着!
荷物を置いて早速準備開始!



多面体をポスターに貼って、立体的なポスターを作成することにしました。




ポスター完成!
なかなか斬新なデザインでしょ?



早速、お客さんが来てくれました。
カラフルな画用紙が並んでいるので、何ができ上がるか楽しみでワクワクしているようです!



お客さんが増えてきたので、1人で2、3人に説明することにしました。



口紅ノリとセロハンテープとで貼り合わせて仕上げていきます。
だんだんと形ができてくるとうれしくなります。



マンツーマンでの説明だけでなく工作の手助けもしました。
前傾姿勢でがんばっています!



星形をした12色全ての色を組み合わせていって十二(正五角形)・二十面体(正三角形)ができます。



組み立てやすいように、と画用紙に折り目を付けたら、お花畑のようになりました。



小学生や幼稚園児の子たちはみんな熱心に取り組んでいました!
画用紙を一枚一枚少しずつ貼り付けていって、最終的に大きな丸い多面体ができあがると、みんなとても喜んでいました。



予想していたよりもたくさんの方に来ていただき、お持ち帰り用のビニール袋が切れてしまい、途中で追加分を買い出しに行きました。



ようやく終了しました。
道具をかたづけて、机に付いたノリをぬれティッシュできれいに取りました。



ふぅ、やれやれ。
これでかたづけもすべて終わったかな?



最後に、豊中市教育センターからいただいたお菓子とお茶をいただきながら、反省会を行いました。
「次回は、工作ではなくてもっと実験ぽいものをやりましょう!」ということになりました。
少し遅くなりましたが、ちょっと休憩して楽になったかな?それじゃあ、帰りましょか。
おつかれさまでしたー!