- 今回、ひさしぶりに部員全員そろいました!プラス中1の生徒も2人見学にきてくれました!みんなでイカの解剖を行いました。中1だけで行う予定だったので、残念ながらイカは1パイだけしか用意していませんでした。よって、解剖は高校生にやってもらい、中学生は見学ということになりました。中学生はちょっと残念やったね。でも、最後は、みんなで焼きイカを作って食べました。おいしかったね!
- 手順
- まず、イカの体全体を観察する。(どんな体つきなのか、頭・胴体・ひれ・足はどこについているのか?など)
- 漏斗のある側を上に向けて、漏斗の上の肉の部分をそっと持ち上げて、ハサミでひれの一番先まで切っていく。そのとき、中身を傷つけないように、ハサミは先の丸い方を中に入れる。
- ひれの先端まで切れたら、ゆっくり開く。
- 開いていくと、ボタンで留まっている部分があるので、ボタンをはずしたり、はめたりしてみる。
- ボタンに飽きたら、各器官の位置の確認、内臓全体の観察を行う。観察ができたら、内臓を体から注意深く切り離していく。 <確認する器官>肛門・直腸・盲腸・墨袋・エラ・エラ心臓・脾臓・胃・生殖器・肝臓
- 次に、10本の足を全て切り取り、長さを比べてみる。エサを捕まえる長い2本の触腕と、エサを引き寄せる短い方の足8本を観察する。
- 吸盤を1つとって観察する。吸盤の周りにある角質環は、爪を立てるようにエサをがっちりつかむためのものである。
- 放射線状に生えている足の中央にある口を確認する。鳥のくちばしのような形をしているので、カラストンビという。
- カラストンビからスポイドでしょうゆを入れてみる。スポイドはなるべく奥まで差し込み、ゆっくりスポイドを押してしょうゆを入れる。そうすると、食べ物の通り道が分かる。 口 → 食道(背側にある) → 胃 → 盲腸 → 直腸 → 肛門
- 胃を切り開いて内容物を観察し、イカが何を食べているのかを確認する。
- 眼を取り出し、さらにその中にある水晶体を取り出して観察する。水晶体を新聞紙の字の上に置くと字が拡大されるのを確認する。
- 眼の後ろにある白い脳みそも取り出して観察する。
- 肝臓を切り開いて中身を出す。イカの塩辛の香りがする。
- 最後に、ひれ・胴体・足をそれぞれ切り分けて、それぞれ皮をむき、吸盤も取って、ガスバーナーとおたまで調理し、食べる。内臓は処分。
- 観察&食事終了後、後片付けと掃除をする。
- 片づけと掃除が終わってからも、しばらく漂っていたイカの生臭さ〜い残り香に実験室の前を通る人たちは参っていました。すいませんでした。
- 次回はいよいよ、野鳥の巣箱作りです!お天気になればいいねぇ。